管楽器の発音と言語のこと。

2017.08.11 update

私がフランスのオールドフルートを使うようになってからずっと気になっていたこと。それは、フランスの楽器と相性のいい発音はどういうものか、ということ。

私は最初に基礎を習った先生がドイツで勉強された方だったので、もともとはドイツ語的な発音をしていました。子音が強く、終わりには「N」の発音が入って‥。あとは口腔の比較的の奥の方を使う感じなど。大学で声楽の授業があり、ドイツ歌曲を歌った時に、フルートでやっていることと同じだ!と、その頃は嬉しく思ったのですが‥。

ケノンのモイーズモデルと呼ばれる楽器を使うようになってから、想定されている奏法と自分の奏法にズレがあることを感じました。そこが上手くリンクしないとこの楽器の本領を発揮できないので、ひとつひとつ検証してみたのですが、なかなか解決できなかったのが発音の問題。フランス語的な口の使い方をすれば上手くいきそうだなぁ‥とは感じていたのですが、なかなかそこを掘り下げることができず‥。

ですが、先日、コルというフランス式のホルンを吹いていらっしゃる方がお越しくださり、本場でレッスンを受けていらっしゃった経験や語学に関する豊富な知識から色々とお話いただいて、たくさんのヒントをいただきました!

そして、フランスに関係することだけではなく、関西弁の発音が奏法に影響しているのではないかという私の密かな悩みにも、言語学的な解説と、同じようになっていた人の例を教えてくださったので、本当に助かりました。関西弁は嫌いではないのですが、クラシックを演奏する時には、少し邪魔になることがあるように私は感じています‥。

今は奏法の面でもグローバル化が進み、それが楽器にも反映されているので、現代の楽器を持てばこういうことはあまり感じないのかも知れません。でも、そういう時代だからこそでしょうか、私は、特徴的なサウンドを面白いと感じたり、絶滅危惧種のような楽器の響きを美しく感じたりすることが多いので、それらをこれからも研究していきたいと思います!

貴重なお話をたくさん聞かせて下さったコル奏者さん、本当にありがとうございました!