ルネ・ル・ロワの教本から〜その1

2018.09.13 update

前回ちらっとご紹介した、ルネ・ル・ロワの教本。序文でクヴァンツの言葉が引用され、歴史、音響学と続きます。
こちらは音響学の章。

もう全部ご紹介したいくらいなのですが、要約すると、口腔は複雑な共鳴器であり、だからこそ絶えずその調節が必要である、ということ。そのためには、不自然な、過度な緊張があってはならないということ。そして以下の文章に続きます。

「口腔、歌口、および管との完全な調和は音の発生の最適条件を決定する。音の豊かさを保証するのは空気を吹き込む力ではなく、この完全な釣合にある。」

「口腔」と言うと、私たちはレッスンの中で「口の中を広く」という言葉をよく耳にしてきたと思います。けれど、最近、私は、広くしようとすることで起こる弊害もあることを認識しています。日常では使用しないような口の中のコンディションを無理に作ろうとすることによってかえって力んでしまう、そんな経験が私にもあります。

共鳴器だからより大きい方がよい、と言うのではなく、複雑な共鳴器だからこそ、柔軟に調整する、ということ。調和が大事ということ。とても共感します。そして、息の力ではない(正しい呼吸法と完全な息の保持が必要とは述べられています)、ということも。

以前にもどこかで書いたことがあるかもしれませんが、私は最初に基礎を習ったのがドイツで学ばれた先生だったので、口腔の使い方と発音に関しては、ドイツとフランスでも随分と違いがあるなぁ、と日々感じています。何が正解かではなく、何を求めているか。私は古き良きフランスの響きが好きなので、しばらくこのルロワさんの教本を掘り下げながら私自身もヒントをもらえればと思っています^^

よろしければまたお付き合いください!


ルネ・ル・ロワのこと。

2018.09.11 update

私が古き良きフランスのフルートに魅せられまず聴いたのは、フェルナン・デュフレーヌ。そして、金のルイロットを吹いていた頃のランパルの録音を集め‥。maillechortの楽器に出会ってからモイーズを聴くようになり、最近はさらに興味の対象が広がっています。いつも感じるのは、それぞれに素晴らしい!ということ。私はやはりこの時代の(と言っても随分広い、笑)フランスの奏者が大好きです。

そんな中で出会ったのが、ルネ・ル・ロワ。私よりもずっと上の世代の方は録音などにも触れていらっしゃったかも知れませんが、私にとっては「オネゲルの『めやぎの踊り 』を献呈された人」ということがまず頭に浮かび、資料の中でお名前はよくお見かけするけれど演奏の印象は浮かばない、そんな人でありました。

が、しかし!この演奏を聴いてから、ルロワさんのことをもっと知りたい!と思うようになりました。ピアノも美しい‥。

いろいろと調べてみたところ、なんと!昭和48年に日本で教本が出版されていたことを発見!

探して探して‥

ようやく手に入れることができましたー!!

ルロワさん、想像した以上に論理的な方で、私にとっては目から鱗が落ちるような解説がたくさんありました。
長くなってしまいそうなので、私がこの教本を読んで感じたこと、考えたことは次の機会に書きたいと思います!


初心者の方も大歓迎です!

2018.08.06 update

私は何かとマニアックで凝り性・・(笑)で、つい、こちらでもそういったお話が多くなってしまうのですが、レッスンは初心者の方も大歓迎です!

最近、初心者の方が来てくださるようになり、久しぶりに、島村楽器でインストラクターをしていた頃や、道新文化センターで講師をしていた頃に作った楽譜を引っ張り出して来ました!

そこでのレッスンは、趣味で始める大人の方を対象にしているので、子どもや中高生を教えるのとはまた少し違います。島村楽器で社長が「音楽のはずが、音が苦になってしまわないように」とおっしゃったこと。研修で「自分が受けてきたレッスンの再現をしてはいけない」と教わったことは、会社を離れてもずっと忘れずにいます。

例えば、大人の初心者の方は、いきなりアルテスというのも少しハードルが高い場合があり、そういう時には、今出せる音域で、楽しめる曲を、と作ったのがこの楽譜です。

今日お越し下さった方は、前回体験、今日が2回目だったのですが、かっこうやキラキラ星をピアノ伴奏と合わせることができ、楽しかった!と言って下さり私もとても嬉しいです。実は私は、コードで色々なジャンルの音楽の伴奏をするのがとても好きなので、これからも楽しみにしています!

今できることを、楽しく。そして、美しく。少しずつ深く。

レッスンで大切にしていることでもあり、私自身が大切にしていることでもあります。

函館に引っ越してきて2年が過ぎ、少しずつ輪が広がっていくのが嬉しいです。

興味をお持ちの方はぜひいらして下さい^^

(Photo by EDo-mae Recordings Tomoyuki Shikama)


Love&Peaceコンサートin釧路

2018.06.11 update

多才なアーティスト、大友剛さんとのLove&Peaceコンサート、とても楽しく終えることができました!

大友さんの即興演奏から始まり、マジックショー、リクエストコーナーに続き、ピアノとフルートのデュオ。笑いあり、涙あり、盛りだくさんのコンサートは大友さんならでは。お客様がみなさん、とてもいい表情をしていらしゃったのが印象的でした。

ひとつひとつ、とても思い入れのある選曲だったのですが、それが、お客様にも確かに伝わった感触があり、また、そのような感想をたくさんいただき、本当に嬉しいです。

音楽をするということは、生きることと密接に繋がっていて、だからこそ、私たちが今生きている、世界、社会、とも、切り離すことはできないと、私は常々思います。

みんなで笑って、みんなで泣いて。みんなでちょっと考えて。

いろんな思いを共有しながら、人々が幸せに暮らせる世界が実現していきますように。

そんな願いで行った、このLove&Peaceコンサート。

お越しくださった方、関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
また来年、お会いできることを楽しみにしています!


釧路へ行きます!

2018.05.03 update

もう10年以上続けさせていただいている釧路でのコンサート。
昨年は行くことができず、残念だったのですが、今年は頑張って行きたいと思います!

チラシはこんな感じで出来上がったようです!

ミュージシャンでありマジシャンであり、ねこのピートなど絵本の翻訳でも大活躍の大友剛さんとの楽しいコンサート。今年はどんな風にしようかと鋭意準備中です。

懐かしい方々とお会いできることを楽しみにしています!