コーヒーと音楽。

2016.10.05 update

もう何ヶ月も経ってしまいましたが‥コーヒー雑誌などでもよくお見かけするカリスマ焙煎師、オオヤコーヒーのオオヤさんのワークショップに参加させていただきました。

その時、オオヤさんが最初におっしゃったのは、「みなさんはどんなコーヒーが好きですか?」ということ。私も含め、参加者は、「いやぁ‥私はそんなにコーヒーに詳しくないし‥」とためらっていたら、「じゃあ、どんなコーヒーが嫌いですか」と。こちらは、みなさん思い思いに、「こんなコーヒーは嫌!」ということを述べていらっしゃいました。

これは、音楽をする上でも、とても大切なことだと思います。「好き」や「嫌い」は人それぞれ違うもの。だから、美味しいものに出会いたければ、まず、自分の好みを知る、ということなんですね。

ドリップの場面で、オオヤさんは、とにかく、自分の五感を大切にすることをおっしゃっていました。目で見る、香りを確かめる、舌で味わう、それを言葉にする、などなど。もう、これも、本当に、音楽と同じ!

教わる側というのは、「何度のお湯で、ここは何分で、こうやって抽出すると上手く出来ますよ!」みたいなことを聞きたいものだと思います。

もちろん、オオヤさんは、ご自分の経験やデータの蓄積、方法論がおありなのですが、あえてそれを前面には出さないところに私はとても共感を覚えました。私が大学時代にお世話になったフルートの師匠もそうでした。

私は、レッスンでよく、「今のはどう感じた?」「今の演奏を自分で講評するとどうだ?」と質問攻めにあっていました。その中で、とにかく、自分の耳を最大限使って、聴いて、感じ、考えるということを教わりました。

人が感じるものに正解はなく、それぞれの思い描く理想に近づく方法もひとつではありません。だからこそ、頼りになるのは自分の五感。とは言え、コーヒー初心者の私が、自分の方法をゼロから編み出すのは難しいので、「今までに飲んだコーヒーの中でいちばん美味しい!」と思ったオオヤさんの方法を真似しながら、自分の五感を使って、より美味しいものを探求する日々を送っています。そして、それはとても楽しいです^^

オオヤさんがおっしゃったことを音楽に置き換えると、考えさせられることがたくさんあって、まだまだまとめきれないのですが‥音楽をやる人も、まずは、それぞれにとってのおいしいものを探して、よく味わって欲しいなぁ、と思います。
(↓ワークショップの時に買ったドリッパーがお気に入りです♡)
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